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RESULT 実績

2023年度の実績

環境(Environment)
重要課題 実施事項 実績
  • 脱炭素化への取組強化
  • 環境マネジメントの向上

① 社員教育

① 脱炭素化に向けた2030年度の当社目標を「温室効果ガスを46%削減(対 2013年度比)」として定め、以下の社員認識向上策を開始しました。

  1. コピー印刷の削減 (前年度比▲10.7%)
  2. 節電の徹底 (前年度比▲10%)
  3. その他
    グリーン購入の推進、ゴミの分別ルールの徹底、マイグッズ活用、クールビズ・ウォームビズの推奨 等

② 作業効率の改善

② 工程内損紙削減、作業効率見直し等、以下の取り組みによりCO2原単位を改善しました。

  1. 運転始めや製品切替時におけるロスの削減
  2. 工程内不良の削減
  3. 海津工場ヤンソンスクリーンへ変更し電力を80%削減
  4. 乾燥設備における手順見直しによる暖機時間の短縮

③ 環境配慮製品の開発

③ 環境配慮製品企画立案や環境配慮素材の開発に努め、2023年11月に開催されたメッセナゴヤ2023に出品しました。

④ 再生可能エネルギー

④ 2024年3月より当社全体の電気使用量の55%に相当するCO2フリー電力の購入を開始し、年間8,909tのCO2排出量削減につなげました。

社会(Social)
重要課題 実施事項 実績
  • 製品を通じた衛生・安心・快適の向上

① 環境負荷を低減する素材や製品の提供

① 環境負荷低減に向けて以下の取り組みを行いました。

  1. 製品の包装資材に一部バイオマスフィルムを採用(バイオマスPE25%配合品)
  2. 製造工程内で発生する端材を有効利用した製品の開発
  3. 2024年1月よりユニ・チャーム株式会社との共同開発による再生パルプを配合した紙パンツ用原紙の生産開始
  4. 2024年3月に医療・介護向けの衛生用品ブランドとして 「Kireine(キレイネ)」を冠したウェットワイプ事業を立ち上げ、その第一段として 「流せるおしりふき」を販売開始

② 品質と信頼の追求

② 出荷保証体制の強化のため、引き続き以下の取り組みを行いました。

  1. 主要お取引先の品質管理部門への定期面談による要求品質の明確化及び対策の推進
  2. 物流品質向上のため、外部倉庫、運送会社との品質勉強会の実施
  3. お客さまアンケート調査の実施による課題の洗い出しと改善目標の設定
  • 魅力ある職場環境の整備

① 社内改革の推進

① 「若手社員による社内改革プロジェクト」が提議した各種施策を実施しました。

  1. 当社が製造している原紙を使用した最終製品の各拠点への掲示
  2. 幅広い社員の声を拾い上げ、改善や提案に対して積極的な社風を作るための意見箱設置

② 女性活躍推進

② 「ダイバーシティ推進プロジェクト」を立ち上げ、提議にもとづいた福利厚生諸制度の見直しを行いました。

  1. 産休・育休期間の勤続年数への算入
  2. 庶務作業の当番制導入検討
  3. ユニセックス仕様の作業着等の導入検討
  4. 工場における女性用トイレ、更衣室の整備
  5. 育児休業後の短時間勤務期間の延長検討

③ 業務の合理化

③ 以下事項による業務の合理化を図り、年間3,129千円のコストを削減しました。

  1. 各種帳票類の電子化
  2. 社用携帯電話の配布導入

④ 福利厚生の見直し

④ 2023年10月、傷病休暇時の収入を補償するGLTD制度を導入し、安心して働くことができる労働環境の整備を図りました。

⑤ 業務の合理化

⑤ 以下の取り組みを行いました。

  1. 社内システムへ災害実績等のテロップ表示を行い、安全や衛生に対する啓蒙活動を図りました。
  2. 定期健康診断の100%受診だけでなく、要精密検査が必要と判定された社員への再検査受診を促進し、再検査受診率94%を達成しています。
  3. 対象社員の84%が特定保健指導を受け、適度な運動やバランスの良い食事、禁煙等に取り組み生活習慣の改善に繋げました。
ガバナンス(Governance)
重要課題 実施事項 実績
  • コーポレートガバナンスの強化
  • リスクマネジメントの取り組み強化

① コーポレートガバナンス体制の強化

① 以下によりコーポレートガバナンス体制の強化を図りました。

  1. 2023年度を初年度とする、2030年度までの長期経営ビジョンならびに2026年度までの第1次中期経営計画を策定し2023年5月、「長期経営ビジョン2030」 としてHPへ公表しました。
  2. 2022年に設置したサステナビリティ委員会では、年4回の報告会を行い、進捗を管理しました。

② コンプライアンスの徹底

② 全社員を対象としたコンプライアンス勉強会を計6回実施しました。

【実施テーマの一例】

  • 他の社員から見たハラスメント、お酒の席での情報漏洩等の留意点、機密情報の漏洩とインサイダー取引 等

③ BCPの高度化

③ 以下の取り組みにより災害発生時を念頭においたBCP強化に努めました。

  1. 輸入パルプだけでなく国産パルプの使用による多面的な原材料調達
  2. 緊急連絡手段としての災害用電話機の導入
  3. 緊急通報装置の導入(対象: 海津工場、本巣工場)
  4. 大地震の発生を念頭にしたBCPの見直しと実践的な訓練の実施