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PRODUCTS 製品情報

化合繊不織布

エアスルー製法によって、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PET(ポリエステル)などの繊維を熱融着させてつくられた嵩高な不織布です。
空気や液体の透過性に優れ、柔らかく肌ざわりの良い素材です。

製法・生産工程

  1. 1原綿開繊

    原料の繊維を綿状にほぐします。
    異なる2種類の繊維を混合することが可能です。

  2. 2カーディング

    カード機で綿状の繊維を針のついたロールを通すことで薄く広げ、シート状にします。積層させて2層構造のウェブをつくることが可能です。

  3. 3熱融着・結合

    ウェブに熱風をあてることによって、熱融着性の繊維同士が接着することで不織布のシートとなります。
    また、熱エンボスロールで加圧することも可能です。

基本スペック

  • 坪  量:17g/㎡~45g/㎡
  • 製品幅 :最大 2,900mm
  • 巻  径:最大 1,000mm

(上記以外のスペックにつきましてもご相談ください)

タイプ 坪量
(g/㎡)
厚み
(㎜)
引張強度
(gf/50㎜)
引張伸度
(%)
MD CD MD
エアスルー 17 0.45 4,000 850 30
20 0.50 3,000 700 60
40 1.60 5,100 1,000 30
エンボス 20 0.25 5,500 1,700 30

特長

エアスルー製法でつくられた化合繊不織布は、熱風だけで繊維同士を結合させるため、安全性の高い、柔軟で嵩高な不織布です。また、液体の透過性が高く、濡れても破れない丈夫さを併せもちます。

異なる種類の繊維を混合したり、積層して2層構造になっている化合繊不織布のイメージ図

当社の化合繊不織布は異なる種類の繊維を混合したり、積層して2層構造にしたりと、お客さまのニーズに合わせて繊維配合パターンをカスタマイズ可能です。

例)液透過性の向上

細い繊維層と太い繊維層の2層構造とすることで、各層の密度勾配をつけることによって吸収性をコントロールできます。

例)柔軟性の向上

熱で接着しない繊維を少量混合することで、繊維同士の接着点が減り、シートの柔軟性が向上します。

用途例

  • 衛生用品
  • ペットシーツ
  • おしぼり