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PRODUCTS 製品情報

パルプ不織布

エアレイド製法によって、フレッシュパルプを均一に分散させてつくられた非常に嵩高な不織布です。
抜群の吸水性とソフトな肌ざわりを実現した、人にも自然にもやさしい素材です。

製法・生産工程

国内最大規模のエアレイド製法によるパルプ不織布生産マシンです。

  1. 1パルプ粉砕

    シート状のフレッシュパルプを砕いて繊維状にほぐします。
    化学繊維の配合も可能です。

  2. 2フォーミング

    フォーマーでほぐしたパルプを降らせて積層します。
    3層構造のウェブをつくることが可能です。

  3. 3熱ロール

    ウェブに熱ロールをあてることによって、シートの密度をコントロールします。

  4. 4接着・結合

    バインダー(接着剤)でウェブの繊維同士を接着することで、不織布のシートとなります。

基本スペック

  • 坪  量:40g/㎡~70g/㎡
  • 製品幅 :最大 2,400mm
  • 巻  径:最大 1,100mm

(上記以外のスペックにつきましてもご相談ください)

タイプ 坪量
(g/㎡)
厚み
(㎜)
引張強度 吸水倍率
(倍)
DRY(gf/25㎜) WET(gf/25㎜)
MD CD MD CD
低密度 42 0.94 600 400 250 200 20
70 1.35 650 550 350 300 20
中密度 42 0.52 650 450 250 200 12
高密度 45 0.48 850 650 400 300 11

特長

エアレイド製法でつくられたパルプ不織布は、シートの中に大量の空気層をもちます。
この空気層とパルプの特性により、高い吸水性、吸油性、濾過性、ソフトな肌ざわりを併せもちます。
当社のパルプ不織布は3層構造で、お客さまのニーズに合わせて繊維配合パターンをカスタマイズ可能です。

3層構造になっているパルプ不織布のイメージ図

シートを形成するフォーミングヘッドが3台縦列されており、それぞれのヘッドにおいてフレッシュパルプと化学繊維の配合パターンを変えることができます。

また、シートを形成する工程で、特殊なバインダーや薬品を噴霧することで、機能性を付与することができます。

例)ヒートシール性の付与

表層に熱可塑性の繊維を配合しヒートシール性を付与できます。

例)強度や吸水性能の向上

中層に熱可塑性の繊維を配合し、強度や液保持性の高いシートをつくることができます。

用途例

  • クッキングペーパー
  • おしぼり
  • 清拭用シート
  • ドリップ吸収シート
  • 衛生用品
  • 緩衝材